電車運転士になるには?資格は必要?なり方を解説!
鉄道業界
電車運転士の仕事とは?
電車を自らの手で動かし、安全な鉄道運行を担う。
旅客や貨物を、目的地まで安全かつ時間通りに運ぶ。それが電車運転士の仕事です。
出発前の車両点検から、乗客の安全確認、運行状況の把握、時には車両故障や事故の初期対応まで。運転だけにとどまらず、実に多岐にわたる業務を行います。また、運転中は、信号や速度制限、線路の状態など、常に周囲の状況に注意を払い、的確な判断が求められます。
ワンマン列車の場合は車掌が乗務せず、乗務員が運転士だけということもあるため、緊張感や責任感も大きな仕事だといえます。
電車運転士の年収はどのくらい?
鉄道会社の新卒社員の年収は約240万〜300万円ほど。
年に1、2回の賞与や昇給があり、30代の平均的な年収が500万円ほど、50代では600万円~700万円というデータもあり、勤続年数を重ねることが昇給に繋がっていきます(令和4年賃金構造基本統計調査より)。
電車運転士になるには?
新卒採用の際に学部や学科などが限定されることはありません。ただし、多くの鉄道会社では「クレペリン検査」という心理検査があります。こういった対策やホスピタリティサービスの対応スキルを身につけるために専門学校の鉄道サービス学科などで学ぶことをおすすめします。
専門学校で業界の知識や一般常識、サービスについて学んだ後、鉄道会社に就職します。まずは基本的に駅員として駅の改札や窓口などで経験を積みます。その後、社内の試験を経て車掌や運転士としての適性を診断。選抜された人材だけが訓練を経て電車運転士となります。
電車運転士に必要な資格は?
鉄道会社への入社にあたっては、特定の資格は必要ありません。
ただ、旅行業界唯一の国家資格である「国内旅行業務取扱管理者」をはじめ、「旅行地理検定」「実用英語技能検定」「観光英語検定」「ビジネス能力検定」「サービス介助士」など、語学やビジネス、サービス系の資格があれば、鉄道会社入社の際にアピールすることができます。実際の仕事でも役立ってくるでしょう。
また、鉄道会社への就職後に鉄道運転士となるには、鉄道会社で行われる適正試験などをクリアする必要があります。そして運転士としての適性があると判断されると、国土交通省が指定する「動力車操縦者養成所」に入所。「動力車操縦者運転免許」の資格取得を目指し、約1年程講習を受けるという流れになります。
ちなみに、普通列車や特急列車、貨物列車、客車列車をけん引する電気機関車、モノレールなどを運転できる「甲種電気車免許」取得後に、経験を積むと新幹線運転士の資格である「新幹線電気車運転免許」を目指すことができます。
電車運転士に向いているのはどんな人?
- 安全運転に対する強い責任感がある人
- 規則や手順を厳格に守れる人
- 集中力が高く、注意力を持続できる人
- 冷静沈着に行動でき、臨機応変に対応できる人
- チームワークを大切にし、コミュニケーション能力がある人
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電車運転士に関連する仕事
- 駅員
- 車掌
- 車両整備士