鉄道整備士になるには?仕事内容や年収って?

鉄道整備士になるには?仕事内容や年収って?

鉄道業界

鉄道整備士の仕事とは?

電車の「健康管理」を担当

鉄道整備士は、車両の点検・整備から修理までを担当し、私たちが毎日利用している電車の安全を支えるプロフェッショナルです。
走行が終わった電車は、専門家である鉄道整備士たちの手によって次の運行に向けて点検・整備が施されています。例えばブレーキの効き具合、モーターの状態、ドアの開閉、空調設備など、電車の様々な部分を細かくチェックしています。
また、走行距離に応じて行う定期検査では、車両を分解して細部まで点検し、必要な部品の交換も行います。最近では、センサーやコンピュータを使った検査機器も導入され、より正確な状態把握が可能になっています。
毎日正確・安全に電車を運行するために、なくてはならない仕事です。


鉄道整備士の年収はどのくらい?

鉄道会社に勤務すると、新人の場合は年収250〜300万円程度からスタートし、経験を積むと350〜450万円程度になります。首都圏や大都市の大手鉄道会社では、さらに高い収入を期待することができます。また、深夜勤務や休日出勤の際は、各種手当が加算されます。
(年収や各種手当は、勤務地域や会社規模によって異なります)
入社後に鉄道整備士の資格に挑戦し、取得することで昇給も可能です。


鉄道整備士になるには?

鉄道整備士になるには、鉄道会社の技術職として採用試験を受けることが必要です。高校卒業後に就職する場合、専門学校卒業後に就職する場合、大学卒業後に就職する場合という、それぞれのルートがありますが、ここでは専門学校、大学進学のルートを紹介します。
専門学校では鉄道整備技術を実践的に学びます。電気・機械の基礎知識から始まり、時には実際の車両を使った整備実習まで、現場で必要なスキルを習得します。多くの専門学校では鉄道会社と連携した実習プログラムも用意されており、実際の現場の雰囲気を体験することもできます。
一方、大学の工学部などでは、鉄道だけを学ぶわけではなく、機械や電気工学に関するより専門的な理論や最新技術について学ぶことができます。研究を通じて新しい整備技術の開発に携わることも可能です。

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鉄道整備士になるために資格は必要?

鉄道会社に就職する際には、鉄道に関する資格は必要ありません。しかし、入社後に鉄道整備士と名乗って働くためには、実務経験を経て国家資格の「鉄道車両製造・整備技能士(1級・2級)」を取得する必要があります。この資格は、就職後に会社のサポートを受けながら取得していきます。


鉄道整備士の将来性は?

鉄道は人々の生活に欠かせない交通機関として、これからも重要な役割を果たし続けます。特に環境にやさしい交通手段として、鉄道の価値は今後さらに高まると予想されています。また、新しい車両の導入や技術革新に伴い、最新技術を扱える整備士の需要も増えています。
ハイブリッド車両や蓄電池車両、自動運転技術や状態監視システムなど、新しい技術を採用した車両も増えており、整備士に求められる知識や技術も進化し続けています。安全性と快適性を両立させる専門家として、鉄道整備士の重要性は今後も変わることはありません。


鉄道整備士に向いているのはどんな人?

理科の実験が好きで、機械の仕組みに興味がある人は鉄道整備士の素質があります。また、技術の授業で工具を使った作業が楽しいと感じる人や、壊れたものを修理するのが好きな人も向いているでしょう。
細かい作業を集中して行える人、安全や決まりを守ることができる人も、整備士として重要な素質を持っています。また部活動で協調性を養った人や、物事を最後まで責任を持ってやり遂げる習慣がある人も、チームで働く整備の仕事に向いています。


鉄道整備士になるにはこの学科!

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大阪ホスピタリティ・アカデミー 鉄道サービス学科

大手鉄道会社にも続々就職!

駅のホームや車両を再現した実習室で、鉄道会社に勤務していた業界のプロから基礎知識・実習を受けたり、就職に役立つ資格取得対策カリキュラムがあるので、大手鉄道会社をはじめ毎年多くの先輩が鉄道整備士として就職しています。


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