ツアーガイドになるには?資格は必要?年収は?

ツアーガイドになるには?資格は必要?年収は?

旅行業界

ツアーガイドの仕事とは?

旅行者の思い出作りを演出する「旅のプロデューサー」

ツアーガイドは、添乗員とも呼ばれ、いずれも観光地での案内や説明はもちろん、旅行中のあらゆる場面で、お客様が安全かつ快適に過ごせるようサポートする仕事です。
朝は誰よりも早く行動を開始し、その日の天候や交通事情を確認。観光スポットの最新情報をチェックし、必要に応じて予定を調整します。お客様の体調や希望に配慮しながら、限られた時間の中で最高の思い出となるよう、臨機応変な対応が求められます。
例えば、京都を案内する場合、お寺や神社の歴史や文化を分かりやすく説明するだけでなく、季節の見どころ、写真スポット、おすすめの和菓子店など、その土地ならではの魅力を伝えます。また、食事処の予約管理や、移動手段の手配、天候不良時の代替プランの提案なども重要な仕事です。


ツアーガイドになるために資格は必要?

ツアーガイドとして働くにあたって、資格は必要ありません。ただし、以下のような資格を取得しているとツアーガイドとして働くうえで知識の証明や実際に案内をする際に役立ちます。

  • 国内旅行業務取扱管理者【国家資格】
  • 総合旅行業務取扱管理者【国家資格】
  • 世界遺産検定
  • 歴史能力検定
  • 地域通訳案内士

ツアーガイドの年収はどのくらい?

ツアーガイドの収入は、勤務形態や担当するツアーの種類によって大きく異なります。正社員として旅行会社に勤務する場合、新人で250〜300万円程度、経験を積むと350〜450万円程度になります。英語など語学を活かしたガイドの場合は、さらに高い収入を期待できます。
フリーランスの場合は、1日のガイド料が1万5千円から3万円程度で、ツアーの規模や内容によって変動します。繁忙期と閑散期で収入の波が大きいのが特徴です。


ツアーガイドになるには?

ツアーガイドとして働くためには、観光業務への理解やコミュニケーション力が求められます。そのため、高校卒業後に専門学校や大学に進学し、専門的な学びをした上で現場に出ることが望ましいでしょう。
専門学校では、2年間で効率的に観光業務の基礎から実践まで学びます。座学では観光地理や歴史、異文化理解などの知識を深め、実習では接客マナーやガイド技術を習得します。また、実際の観光地でのフィールドワークや、模擬ツアーの企画・運営なども経験できます。
専門学校の最大の特徴は、各種サポート体制です。現役のガイドから直接指導を受けられたり、業界とのネットワークで旅行会社での充実したインターンシップができたりと、在学中から実践的な経験を積むことができます。そして資格取得や就職対策がきめ細かく、先生方などのサポートを得ながら就職を考えていきたい人にはぴったりです。
大学では、観光学部や国際学部で、より広い視野から観光について学びます。観光産業の仕組みや地域振興、文化人類学なども含めた総合的な知識を身につけ、学術的な学びや研究を行っていきます。

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ツアーガイドの将来性は?

世界的に旅行業界が成長しており、海外観光客の増加やインバウンド客の増加により、そこに対応できるツアーガイドの需要が増えています。また、従来の団体旅行だけでなく、個人や少人数向けの専門性の高いガイドツアーも増加傾向にあります。
特に、文化体験ツアー、食文化ツアー、アドベンチャーツアーなどの分野での需要が伸びています。語学力や、何かしらの専門性があることが、ツアーガイドとして活躍していくためのカギとなるでしょう。


ツアーガイドに向いているのはどんな人?

地理や歴史の授業が好きで、新しい土地や文化を学ぶことに興味がある人は、ツアーガイドの素質があります。文化祭で案内係を担当したり、修学旅行で班のリーダーを務めたりした経験がある人も向いているでしょう。
また、臨機応変な対応力があり、人と話すことが好きな人も適性があります。英語や外国語の授業に積極的に取り組める人は、将来インバウンドガイドとしても活躍できます。さらに、自分の興味のある分野について深く調べるのが好きな人も、専門性の高いガイドとして活躍できるでしょう。


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